これからのイベント


Vol.113『お水取り 糸にも温もり コンサート』



何と嬉しい事!やっとお訪ねできそうです!幸せいっぱいです!

前回、桜の庄兵衛さんにお邪魔した時は大阪北部地震の直後でした。

今回はコロナ禍の直後です!

さあ皆さん!気のいいおっちゃん二人と一緒に鬱憤を笑い飛ばしましょう!

(注)これはクラシックのコンサートです。(金)

 

★2022年3月13日(日)

昼の部13:00開演(12:30開場)60名様

夕の部16:30開演(16:00開場)60名様


★参加費 3,000円

 

★出演

金関 環(かなせき たまき・ヴァイオリン)
古川 忠義(ふるかわ ただよし・ギター)

 

★プログラム

サラサーテ   ツィゴイネルワイゼン

バッハ=ヴィルヘルミ G線上のアリア

成田為三       浜辺の歌

映画音楽 「ひまわり」より 他

 

リクエスト曲があれば申し込みの余白にお書きください。

ひょっとしたらかなうかもしれません(桜)

 



★プロフィール

金関環(かなせき たまき)

アメリカ・ジュリアード音楽院にてジョセフ・フックス教授の門下生となる。

ジュリアード音楽院卒業及び修士課程修了

後年、師フックスの助手に就任。ニューヨークを中心に室内楽の演奏活動を行う。

ニューヨーク・カーネギー・ワイル・リサイタルホールをはじめ、東京や大阪など各地でリサイタルを開催。

信念に基づく独自の演奏や人間の情緒に深く根ざした豊かな表現力、作品のリズムを大切に様々な演奏活動を展開し好評を博している。

2020年4月に吹田でジュニアオーケストラを立ち上げ地域文化に貢献している。

http://tamakikanaseki.jimdo.com/

 

古川 忠義(ふるかわ ただよし)

京都市堀川高校音楽部コントラバス専攻を経て京都市立芸術大学音楽学部へ。日本演奏連盟新人選考演奏会優勝。

15歳でデビューリサイタルを開く。アメリカやヨーロッパ、アジアなど海外でのゲスト出演も多く、クラシックはもとよりジャズ、カントリー、ラテンなど幅広いジャンルを融合させたスタイルは類をみない。ABCテレビ、ABCラジオ、ラジオ大阪などでのパーソナリティーの経験を生かしたステージは、軽妙なトークを交えながらのギターショーである。各界のアーティストとの共演、マスコミ界での活躍も多く、人気のあるミュージシャンとして存在している。2010年、浄土真宗本願寺派僧侶となり、お寺での演奏活動も行っている。

ギター・スクール:テディーズギター主宰。 

http://www.teddys-guitar.com

 


   お水取り 糸にも温もり コンサート                 立上 暉子

 3月13日は天気は快晴、気温は20度近く4月のような暖かい日でした。

 桜の庄兵衛ギャラリーは、いつもの美しい落ち着いたたたずまい、そして何故か懐かしさを感じほっとさせていただける空間です。

お庭のピンクの紅梅、椿が程よい間隔で目をなごませてくれています。屋内は小さなミュージアム。センスの良いディスプレイで迎えてくれます。

今回は、お雛様の掛け軸をはじめ藍染のタペストリー、松竹梅の絣、桜や鳥たちの版画やその他興味深い置物がおかれています。伺うたびに、その折々に合わせての品々が飾られています。これらの拝見と説明をして頂けることが訪問の目的の半分くらいを私の場合占めています。

そういう中での二人の紳士によるヴァイオリンとギターのコンサートです。

金関環氏については数年前、佐古和枝氏に紹介されたご本「考古学 今昔物語」の中で著者の金関恕氏のご子息と存じ上げていました。

古川忠義氏についてはパンフレットの紹介で、うんと若い時から海外はもとよりテレビ、ラジオなど広範囲で活躍なさってる由、しかもお坊様とは。

そんなお二人なので単なる演奏会ではない話題豊富な会なんだと理解しました。

楽曲の説明、その作られた時代背景などを笑いとともに、演奏の合間の軽妙なトークで全然退屈させられないで演奏は進んでいきました。それは、あっという間の2時間でした。

 さて、プログラムを見て嬉しく思いました。料理でいえば前菜に当たるのでしょうか。一番初めに「G線上のアリア」その後「月の光」「ジュ・トゥ・ヴー」と続いています。私、音楽教育は中学校止まりです。はっきり言って音楽については殆ど語ることはできません。聞くことは大好きですが。それで2年前75歳の手習いで始めたピアノの練習曲(斎藤雅広 西村由紀江など編曲)弾き易くなっているいるものですが、その中にそれらが含まれているのです。

メインディッシュの「チゴイネルワイゼン」はオーケストラのパートをギター1本での演奏。編曲にさぞ色々工夫なさったものだと思いましたが迫力のあるものに聞こえました。後半は今の時世を考えられてか戦争をテーマにした音楽から、ソフィアローレン、マルチェロ・マストロヤンニ主演のイタリア映画「ひまわり」のテーマ曲を。この映画のロケ地がウクライナのキエフ近郊とか。ひまわりはウクライナのシンボルなんですね。

最後のデザートはアンコール曲も含めて、皆さんの手拍子も加わり、金関氏のダンスのステップと一緒に盛り上がりました。もう少しこの時間が続くといいなという思いで終わりになりました。

 このコロナ禍、連日のロシアのウクライナの侵攻、北朝鮮のミサイル諸々(金関氏はギリシャ神話のパンドラの箱が開かれた状態に喩えていらっしゃいました)の中、ひと時でも厭なことをすっかり忘れての楽しい気持ちになれる時間を持てました。

 桜の庄兵衛ギャラリーの皆様、おもてなしありがとうございました。